一般判例解説 - 川崎の中小企業法務 弁護士法人ASK川崎

遺留分権利者として債務者に直接請求がしたい!債務者対抗要件の具備が必要?【民法改正前】【東京地裁令和4年12月13日判決】

多くの方が頭を抱える相続の問題。中でも「遺留分」をめぐっては裁判に発展することもあります。 「遺留分」とは「被相続人の財産のなかで、法律上その取得が一定の相続人に留保されていて、被相続人による自由な処分(遺贈、贈与)に対…

将棋の指し手の表示を含む動画にかかる著作権侵害の申告行為は、不正競争防止法に定める不正競争に当たるか?【大阪地裁令和6年1月16日判決】

不正競争防止法とは? 不正競争防止法は、「事業者間の公正な競争及びこれに関する国際約束の的確な実施を確保するため、不正競争の防止及び不正競争に係る損害賠償に関する措置などを講じ、もって国民経済の健全な発展に寄与することを…

所属タレントの写真をホームページに掲載するのは問題?【パブリシティ権】【肖像権】【東京地裁令和5年12月11日判決】

パブリシティ権とは 人の氏名や肖像等は、個人の人格の象徴であることから、当該個人は、氏名や肖像等をみだりに利用されない権利を有すると解されています。 一方で、たとえば芸能人の芸名や肖像などの場合には、その氏名や肖像それ自…