一般判例解説 - 川崎の中小企業法務 弁護士法人ASK川崎

将棋の指し手の表示を含む動画にかかる著作権侵害の申告行為は、不正競争防止法に定める不正競争に当たるか?【大阪地裁令和6年1月16日判決】

不正競争防止法とは? 不正競争防止法は、「事業者間の公正な競争及びこれに関する国際約束の的確な実施を確保するため、不正競争の防止及び不正競争に係る損害賠償に関する措置などを講じ、もって国民経済の健全な発展に寄与することを…

所属タレントの写真をホームページに掲載するのは問題?【パブリシティ権】【肖像権】【東京地裁令和5年12月11日判決】

パブリシティ権とは 人の氏名や肖像等は、個人の人格の象徴であることから、当該個人は、氏名や肖像等をみだりに利用されない権利を有すると解されています。 一方で、たとえば芸能人の芸名や肖像などの場合には、その氏名や肖像それ自…

依頼者の意向は必ず確認を【控訴審における照会兼回答書の提出と弁護士の善管注意義務】【大阪高裁令和5年5月25日判決】

弁護士職務基本規程22条1項は、「弁護士は、委任の趣旨に関する依頼者の意思を尊重して職務を行うものとする」として、依頼者の意思の尊重について定めています。また、同36条は、「弁護士は、必要に応じ、依頼者に対して、事件の経…